
網地は、化繊網、金網、亀甲網などがありますが、優れた耐久性、性能の点で亀甲網がオススメです。
生簀網は大切な養魚を守る重要な資材で、大事な金庫のようなものです。養魚のストレスを最小限に抑えるための容積を確保し、外敵のアタックから大切な養魚を守る働きをします。
生簀網の役割を考えると、網地の耐久性や潮通し、 強度などの要素も非常に重要です。
| 主な生簀網 | |
|---|---|
| 亀甲網 | プラスチックワイヤー製網地。 耐久性に優れ、 連続破網が起きにくく、網成りが優れている。 |
| 化繊網 | 柔らかく扱いやすく、網目の大きさも自由に選択できる。 反面、吹かれやすく破れやすい。 無結節網は、一ヶ所が破れると 破網が連続的に広がる連続破網が生じやすい。 |
| 金網 | 比重があり網成りが良いが、 電触劣化や金属疲労などにより 連続破網が生じやすい。 |

養殖生簀を係留するには、しっかりとしたアンカーと側張りが必要です。 通常、アンカーにはコンクリートブロックを用い、 ロープとフロートで生簀を係留する側と呼ばれる枠を張ってそれに係留します
| 主な係留方法 | |
|---|---|
| 沈下式 | 一定の水深まで側を沈下させたタイプ |
| 浮沈式 | エアー制御によって生簀を自由に 沈下、浮上させることができます。 |
| 振らせ式 | 生簀を側に固定せず、一点で係留によって 強風や潮流から受ける抵抗を軽減します。 |

エアー制御によって生簀を沈下・浮上させる次世代の係留システムです。
波浪の影響を緩和する独自の係留方法に特許を取得しています。
この浮沈式生簀なら、季節風や台風時に時間と労力をかけて生簀を曳航する必要は もうありません。その他盗難予防や寄生虫予防など以下の通り様々な効果があり、 養殖業を多方面からサポートします。
| 浮沈式生簀の効果 | |
|---|---|
| 台風、季節風、などによる高波浪からの施設・魚貝類の保全・保護 | |
| 赤潮、青潮被害による斃死対策 | |
| 藻類固有の繁茂水深差による藻類の自然淘汰 | |
| ハダムシなど寄生虫の予防 | |
| 降雨や河川などで発生する塩分濃度低下と表水面水温低下などによる、魚貝類への影響軽減 | |
| 盗難予防 | |
| 油濁および河川汚水からの回避 | |

生簀枠は網を取り付ける枠としての機能だけではなく、 作業の為の足場を確保するなどの機能もあります。
最も一般的な生簀枠は鋼管枠だといえるでしょう。 それ自体に浮力はないのでフロートと組み合わせて使用します。
設計上の自由度も高く、小型生簀の枠体としては強度があり、角形や円形、多角形など形状も 様々です。鋼管の弱点として、腐蝕の問題があります。 腐蝕を軽減するために、錆止めの塗装や亜鉛メッキ加工など様々な工夫がされています。 耐用年数は、漁場によりますが、通常4~7年と言われています。
弊社では高密度ポリエチレンを材質とした高密度ポリエチレン製生簀枠をも取り扱っています。 現在(平成12年1月現在)、ノルウエーやオーストラリアより3社の製品が日本に輸入されています。 それ自体が浮力を持っているのでフロートは要りません。 生簀サイズと必要浮力によってパイプ径を決定します。 金属類を全く使用していないので、耐用年数は半永久的といえます。
他にも、高強度ゴムパイプ式生簀枠や、枠体を使用しない 連結フロート方式(通称:アバ式)や半割フロートを用いたフロート支持枠などがあります。


